撮影後記
今回の撮影は衣装やプロップも手伝う事になりまして、担当したのが大日本帝国陸軍兵士の軍服の衣装と銃器でした。
あまりこの時期に日本軍兵士の衣装を扱う事に気乗りはしませんでしたが、それ以上に自分が全く日本軍兵士などに関わる知識がない事に気が付き少し驚きました。
取り合えず参考資料をと思っても、図書館で置いてあるものでは軍服についての資料になるものは余りなく、大日本帝国陸海軍〈2〉軍装と装備 中田 忠夫(著)なる本を購入しました。写真が豊富にあり、資料写真集といった内容なのでとても参考になりました。
生の資料と言うか、その時代の雰囲気を少しでも感じたくて九段まで行き、しょうけい館、昭和館、遊就館をめぐり、靖国神社へ撮影の安全祈願に参拝しました。
遊就館や靖国神社は外国人の姿が多く意外でした。
撮影前の衣装合わせ。
下士官兵用のレプリカ帽に実物の三式制服に階級章は上等兵。
軍刀は監督の所有物の模造刀を流用。
銃はIngram Model10(笑)
設定では彼はミリタリーマニアで幽霊騒ぎを起こすために日本兵の恰好をしているとの事。
銃は密造銃という事なので、何か製作したかったんですが時間が無いので却下。
俳優は劇譚*華羽織の高山タツヤさん。
お会いした時、聞いていたより背が高いので衣装のサイズが合わないのではと心配になりました。
知的でユーモアがあり、さりげなく人に気遣い出来る。久し振りに素敵なジェントルマンな方に出会えたなと思いました。
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